日本華人教授会議 2017年次 第14回国際シンポジウム

不確実性の時代における東アジア協力の在り方

開催の趣旨
2017~2018年は、日中関係にとって大きな節目を迎える時期にあたります。まず、今年は日中全面戦争勃発80周年、と同時に日中国交正常化45周年の年です。そして来年度は、日中平和友好条約締結40周年を迎えます。一方、世界の情勢は相変わらず不確実性を増幅しており、朝鮮半島の核問題なども含めて、日米中関係がどのように展開されていくのか、大きな関心事となっております。こうした流れの中で、東アジアの地域統合はどう在るべきか・いかなる方向に進むべきかが問われます。今までの国民国家と国際関係のあり方のみに捉われず、地域秩序、新国家間関係、および第四次産業革命で示される新たな地球規模の人類史的な意味合いなど、複眼的な視点で深く吟味しなければなりません。こういった問題意識を念頭に、この度、日本華人教授会は第一線の専門家にお集まり頂き、多様な議論を交わし、東アジア統合のあり方を巡る今現在とその先行きを読み取るべく、今シンポジウムを企画いたしました。皆さま方がふるってご参加されることを期待しております。

【主催】 :日本華人教授会議
【協賛】 :一般社団法人 日中科学技術文化センター,株式会社 丹京
【日時】 :2017年10月14日(土)
【場所】 :東京大学本郷キャンパス・山上会館

プログラム

◆開会式と基調講演
司会:宋立水(明治学院大学教授)
開会挨拶:廖赤陽(日本華人教授会議代表・武蔵野美術大学教授)
来賓挨拶:薛剣 (中華人民共和国駐日本大使館 公使参事官)
基調講演:丹羽宇一郎(日中友好協会会長・日本国元駐中国特命全権大使)
「激動する世界と日中関係のこれから」

◆第一セッション:「一帯一路」と東アジア経済協力

司会:朱炎(拓殖大学教授)
報告:1.朱建栄(東洋学園大学教授)
「朝鮮半島の非核化と日米中のイニシアティブ」
2.杜進(拓殖大学教授)
「東アジアの経済統合の諸枠組みについて」
3. 進藤榮一(筑波大学大学院名誉教授)
「トランプ登場後の世界はどこに行くのか ― 連欧連亜のすすめ」
パネリスト
1. 李瑞雪(法政大学教授)
2. 凌星光(福井県立大学名誉教授)

◆第二セッション:IoT時代の新産業革命の展望
司会:李春利(愛知大学教授)
報告:1.金堅敏(富士通総研主席研究員)
「IoT時代の新産業革命:日中イノベーション活動の比較」
2.陳文西(会津大学教授)
「ビッグデータとヘルスケア ゴールド マイニングからデータマイニングへ」
3.李志東(長岡技術科学大学教授)
「IoT時代のエネルギー革命、自動車革命と管理制度革命:中国の実践と展望」
パネリスト
1.崔龍洙(自治医科大学教授)
2.李睿棟(NICT研究員)

◆閉会式
司会:劉迪(杏林大学教授)
総括:廖赤陽(日本華人教授会議代表・武蔵野美術大学教授)
閉会挨拶:凌星光(福井県立大学名誉教授)

 


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