朱建榮代表離任のご挨拶

日本華人教授会議会員の皆様 

 2012113日午前に開かれた臨時幹事会と会員総会を経て、僕が代表職から退き、杜進さんが新代表に一致して選ばれたことは、人事担当の趙軍さんからすでに公示がありました。今日は杜進代表の就任挨拶に合わせて、前代表として僕も少し挨拶をさせていただきます。

 まず、20131月に発足したわが日本華人教授会議の代表を10年近く務めてきましたが、その間に皆さんからいただいた多大な支持、理解と包容に心より感謝します。

 会員総会でも述べましたが、10年前、日本社会はもちろん、老華僑サイドからも(大半は新華僑に属する)私たちのことが直視されませんでした。皆さんの努力をへて今や、日本社会の各界に認められ、日経、電通、日中関係学会などと対等な提携関係に入り、在日中国人社会の知的グループとして60万人とも80万人ともいわれる在日中国人の社会的地位の向上に寄与したことについて、誇りを共有しています。今後とも、このような自覚と誇りを大切に、華人教授会議を一緒に引き続き育て、守っていきますようお願いします。

 しかし問題、課題も多く残しました。より多くの会員がともに参加する活動を展開できなかったこと、幹事会の役割分担の不明瞭などなどです。これはひとえに僕の力不足によるもので、お詫び申し上げます。

 代表職の交替について数年前から問題を提起し、2年前の改選ではその必要性も理解され、二人の副代表の設置など、移行へのシフトが始まりましたが、今回のシンポジウムの挨拶で冗談交じりに言ったように、胡錦濤主席の任期も10年までで、私たちの代表の任期は10年を超えるわけにはいかないもので、ここで交代が実現したことは、私たちの組織の制度化へ重要な一歩を踏み出したものと理解しています。

 幹事会の改選で一部の幹事交替もありましたが、趙軍さんが述べたように、前幹事たちの貢献に敬意を表しつつ、「今後も毎度一部ずつ幹事会のメンバーを交替する必要性があることを幹事たちは認識しています」。今後も特に、会の活動に積極的に貢献する会員なら入会の時期の長さと関係なく幹事になってほしいと個人的にも思います。華人教授会議の代表、幹事は外向けに使う肩書ではなく、あくまでも「幹実事」で会に貢献するものとの初志を今後も貫いていくべきです。

 後任の杜進代表は周知の通り、優れた経済学者で、日本内外の学界で高い評価を受けています。何よりも人柄がよく、温厚で頼もしい方で、きっと華人教授会議を一段と「安定・団結・発展」に導いていくと信じています。

 頼もしい人は頼りにされやすく、杜進さんは自分の大学で週に13コマの授業を受け持っており、特にこの年末まで極めて忙しいとのことも聞きました。その意味で、会員のみなさんに対して僕から、この過渡期、移行期に対する寛容と理解を要請するとともに、新しい幹事会はこれまでと違って、より明確な責任分担体制に移し、代表個人に頼るのではなく、各委員会が自立して活動を展開するようになっていくよう心より要請します。それと同時に、「各路英雄」の会員からももっと知恵と力を貢献して、一緒に華人教授会議の成長に水をやっていくことをお願いします。

 僕自身は今後も、会員、幹事の一員として諸活動に積極的に参加していく所存で、またいくらかホッとした気持ちで皆さんと一緒に、登山、スキー、飲食、カラオケ、勉強会などを楽しんでいきたいと望んでいます。

 引き続き、新代表、華人教授会議のことをよろしく頼みます!