2016年10月以来の活動

一、学術活動

1 年次シンポジウム

10月10日午後、華人教授会主催の13回年次シンポジウム「大転換時代の世界と日中関係」が東京大学山上会館で盛大に開催されることになった。日中の知名学者が一堂に会し日中及び世界の問題を幅広く討議された。100人以上の来場者があり、多くのメディアに報道された。

2 共催のシンポジウム

10月16日午後、「亜太国際形勢及5.20以来的両岸関係研討会」が東京華僑総会で開催された。華人教授会、両岸関係研究中心(日本)、全日本華僑華人中国平和統一促進会の共催。アモイ大学台湾研究院長劉国深教授、復旦大学アメリカ研究センター副主任信強教授が基調報告を行い、華人教授会メンバー凌星光、朱建栄、朱炎、熊達雲、廖赤陽などコメンテーターとして出席した。後日メディアに報道された。

3 「第2次日本華人政經論壇」について

10月21日午後、華人教授会主催の「第2次日本華人政經論壇」が東京華僑総会で開催された。テーマは「中國外交的最新動向—-對中日關系的影響」。司会は朱建栄教授、主旨報告者:復旦大学任暁教授(「當前中國外交的重點及其今後走向」)、日中科技文化中心凌星光理事長(「中国外交必須従三個層次理順」)、拓殖大学朱炎教授(「從新疆考察看“一帶一路”的新動向」。コメンテーター:拓殖大学杜進教授、杏林大学劉迪教授。

4 中国人民外交学会訪日団との交流会について

11月9日夜、華人教授会より目黒雅叙園で中国人民外交学呉海龍会長のご一行を招き懇談を行った。外交学会副会長彭克益氏、同「亜非拉部」主任沈鈞氏、呉会長秘書鳳飛氏、同日本部冯越氏など出席。中国大使館側参加者:政治部田参事官、趙敏氏。呉会長は①ご自身の外交人生の回顧②今回の訪日感想③アメリカ大統領選及び日米関係、日中関係について語ったうえ今後も華人教授会の中国国内視察活動を引き続き支援すると述べた。

5 第3回華人政経論壇の開催について

2016年12月16日(金)午後に、「第3回華人政経論壇」が東京華僑総会で開催された。テーマは「日露中三カ国関係の分析と展望――安倍・プーチン首脳会談を踏まえて」。発表者は華東師範大学国際研究院劉軍院長、凌星光先生、コメンテーターは朱建栄教授、徐静波氏であった。人民日報、新華社、中国通信社等の東京特派員が出席。最後、廖赤陽教授が総括発言していた。

二、新年会

2017年1月21日(土)、華人教授会新年会(春節を祝う会)が東京都渋谷区の店「鳥良」で開催され、在京のメンバーが多数集まり、酒を酌み交わして互いに新春の挨拶を行った。

東アジア論壇(第十二号)

東アジア論壇(第十二号)〔電子版PDF

目 次

巻頭語 日本華人教授会議13年間の成長(李春利)

特集:21世紀における中国のイノベーションと中国経済の行方
・皆様の多大なご協力に感謝 第12回国際シンポジウム開会挨拶(李春利)
・科学技術の基本理念と政策 吉川弘之先生の基調講演について(巨東英)
・世界の工場の過去と現実(厳善平)
・初めて開催された科学技術セッション(程子学)
・シンポジウム報道記事紹介(人民網)
・シンポジウム報道記事紹介(中文導報)
・シンポジウム報道記事紹介(東方新報)

◆ 学術活動
・中国・ASEANの経済発展と「東アジアトライアングル」の新基軸 ― 国際アジア共同体学会国際シンポジウム(唱新)
・戦争・対立から平和へ ― 戦後70年記念国際学術シンポジウム(趙軍)
・世界的局面から見た東アジアと日中関係 ― 呉建民氏講演会記録(凌星光)

◆ 活動報告
・第11回「全中国選抜日本語スピーチコンテスト」成功裏に開催!
・日中青年友好交流訪中団の派遣
・等身大の中国を見て ‐青年訪中C団と共に‐
・第10回帰国訪問団の報告
・悪循環から好循環に変わった新疆の治安
・“中巴経済走廊”意義何在?
・人民外交学会記事
・米国大統領観戦記

2014年11月~2015年9月 活動記録

表紙写真 2016年日本華人教授会議帰国訪問団 中国新疆ウイグル自治区カシュガル古城にて

裏表紙写真 新疆西部にそびえる コングール(公格爾)山

杜進新代表就任のご挨拶

日本華人教授会議会員の皆様へ

このたび、日本華人教授会議の新代表に選ばれました杜進です。会員の皆さんから寄せられた多大なご支持に深く感謝し、ひとこと、挨拶させていただきます。

日本社会に生活しているわれわれ華人・華僑の研究者同志の親睦の増進、および学際的交流の促進を願い、十年前、有志によって日本華人教授会議が発足しました。初代代表朱建栄さんをはじめ、歴代の幹事会のメンバーと会員全員の献身的な努力により、わが日本華人教授会議は有効な交流プラットフォームとして、増え続ける仲間同士の交流に限らず、日本各界とも広く交流し、さらに祖国や世界各国の華人コミュニティとの交流をも深めてきました。中日友好関係の強化と相互理解の促進に向けた皆さんの真摯な努力が実り、わが華人教授会議の名は次第に世間に認知されるようになりました。

このように、わが日本華人教授会議が順調な発展を遂げているなか、「組織の活力を維持するために新陳代謝のメカニズムが欠かせない」という朱建栄代表の強い思いがあり、今回の代表交代が実現しました。組織など諸能力の面で「三頭六臂」を持つ朱建栄さんに遠く及ばないわたくしが、あえて代表の重責を引き受けたのは、朱建栄さんと同じ思いを共有し、組織の発展のために自我を捨て、奉仕の精神を持つべきであると強く思ったからです。これからの二年間、皆さんのご指導とご支援の下で、日本華人教授会議の設立当初の精神に則って、組織の運営に当たっていく所存です。そして、後任代表のために良い環境を提供できるよう努力するつもりです。

折しも、中日関係は戦後もっとも厳しい状況にあります。日本社会で生活し、両国の交流事業、とくに青年の教育に携わるわれわれの社会的責任がいっそう重く感じられます。会員それぞれの叡智と能力を結集して、中日関係の改善と世界の平和・繁栄に尽力していきましょう。

朱建榮代表離任のご挨拶

日本華人教授会議会員の皆様 

 2012113日午前に開かれた臨時幹事会と会員総会を経て、僕が代表職から退き、杜進さんが新代表に一致して選ばれたことは、人事担当の趙軍さんからすでに公示がありました。今日は杜進代表の就任挨拶に合わせて、前代表として僕も少し挨拶をさせていただきます。

 まず、20131月に発足したわが日本華人教授会議の代表を10年近く務めてきましたが、その間に皆さんからいただいた多大な支持、理解と包容に心より感謝します。

 会員総会でも述べましたが、10年前、日本社会はもちろん、老華僑サイドからも(大半は新華僑に属する)私たちのことが直視されませんでした。皆さんの努力をへて今や、日本社会の各界に認められ、日経、電通、日中関係学会などと対等な提携関係に入り、在日中国人社会の知的グループとして60万人とも80万人ともいわれる在日中国人の社会的地位の向上に寄与したことについて、誇りを共有しています。今後とも、このような自覚と誇りを大切に、華人教授会議を一緒に引き続き育て、守っていきますようお願いします。

 しかし問題、課題も多く残しました。より多くの会員がともに参加する活動を展開できなかったこと、幹事会の役割分担の不明瞭などなどです。これはひとえに僕の力不足によるもので、お詫び申し上げます。

 代表職の交替について数年前から問題を提起し、2年前の改選ではその必要性も理解され、二人の副代表の設置など、移行へのシフトが始まりましたが、今回のシンポジウムの挨拶で冗談交じりに言ったように、胡錦濤主席の任期も10年までで、私たちの代表の任期は10年を超えるわけにはいかないもので、ここで交代が実現したことは、私たちの組織の制度化へ重要な一歩を踏み出したものと理解しています。

 幹事会の改選で一部の幹事交替もありましたが、趙軍さんが述べたように、前幹事たちの貢献に敬意を表しつつ、「今後も毎度一部ずつ幹事会のメンバーを交替する必要性があることを幹事たちは認識しています」。今後も特に、会の活動に積極的に貢献する会員なら入会の時期の長さと関係なく幹事になってほしいと個人的にも思います。華人教授会議の代表、幹事は外向けに使う肩書ではなく、あくまでも「幹実事」で会に貢献するものとの初志を今後も貫いていくべきです。

 後任の杜進代表は周知の通り、優れた経済学者で、日本内外の学界で高い評価を受けています。何よりも人柄がよく、温厚で頼もしい方で、きっと華人教授会議を一段と「安定・団結・発展」に導いていくと信じています。

 頼もしい人は頼りにされやすく、杜進さんは自分の大学で週に13コマの授業を受け持っており、特にこの年末まで極めて忙しいとのことも聞きました。その意味で、会員のみなさんに対して僕から、この過渡期、移行期に対する寛容と理解を要請するとともに、新しい幹事会はこれまでと違って、より明確な責任分担体制に移し、代表個人に頼るのではなく、各委員会が自立して活動を展開するようになっていくよう心より要請します。それと同時に、「各路英雄」の会員からももっと知恵と力を貢献して、一緒に華人教授会議の成長に水をやっていくことをお願いします。

 僕自身は今後も、会員、幹事の一員として諸活動に積極的に参加していく所存で、またいくらかホッとした気持ちで皆さんと一緒に、登山、スキー、飲食、カラオケ、勉強会などを楽しんでいきたいと望んでいます。

 引き続き、新代表、華人教授会議のことをよろしく頼みます!